懐かしくて、新しい街、門司港。レトロな建物のライトアップと、樹木を飾る約30万球のイルミネーションの輝きが美しい。華やかに彩られた港町の夜は、まるで映画のワンシーンのようで、フォトスポットもたっぷり。自然の月明かりに照らされる水面と、建物を照らすイルミネーションの色とりどりの光とが相まって、歴史的建築物群や地域一帯を光の世界へといざなう。幻想的な街並みで、ロマンチックな夜の散歩を楽しみたい。

北九州市の玄関口、JR小倉駅周辺から中心市街地にかけて、行政・企業・団体が趣向を凝らしたイルミネーションを展開する「小倉イルミネーション2020」。紫川にかかる鴎外橋（おうがいばし）には、「光と花のイルミネーショントンネル」や「KOKURA」のオブジェを設置。新型コロナウイルスに打ち勝つ願いを込め、「いたわり」「思いやり」「再び幸せが訪れる」などの花言葉を持つ花も飾られ、イルミネーションは、小倉の夜のまち歩きに彩りを添える。

北九州市の大型複合商業施設「リバーウォーク北九州」では、たくさんの光をまとった高さ15mの巨大クリスマスツリーが登場し、広場一帯を華やかに演出。ミスティックコートでは、美しい流れ星と雪が降る演出のイルミネーションショーを楽しめる。期間中は子どもから大人まで楽しめるクリスマスイベントも開催予定。クリスマスムードたっぷりのイルミネーションを楽しみながらショッピングしよう。

海の中道海浜公園では、キャンドルを灯して、温かく優しい“あかり”を演出する「うみなかクリスマス キャンドルナイト」を開催。野外劇場には、公募で選ばれたデザインをみんなでつくる壮大な光の地上絵「1万本のキャンドル・アート」が出現し、幻想的な空間を創出する。また、子ども達に人気の光のSL機関車も登場し、海の中道海浜公園ならではのロマンチックなクリスマスが楽しめる。

キャナルシティ博多のイルミネーションは、思わず写真が撮りたくなるようなスポットがいっぱい。サンプラザステージを背に、天使の翼が生えたような写真を撮ることができる「光の天使」や、木に飾られたオーナメントが色鮮やかに変化する幻想的な「知識の木」など、冬の思い出を残すのにぴったり。さらにキャナルシティ博多の3Dプロジェクションマッピング「アクアパノラマ」の新コンテンツも同時に上映が開始され、その世界観である「和」の要素を取り入れたイルミネーションも新登場。

ベイサイドプレイス博多がロマンチックな光に包まれる「ベイサイドイルミネーション」。ベイサイド通りに並ぶパームツリーのライトアップをはじめ、LEDで装飾されたデッキフェンスなど、ベイエリアが華やかに彩られる。イルミネーションは対岸から眺めるのもおすすめ。海に映し出された幻想的な光でより一層の美しさが楽しめる。期間中は冬の風物詩である「かき小屋」などのさまざまなイベントも開催予定で、冬のベイサイドを盛り上げる。

JR博多駅前広場にて、無数の電球でライトアップされる壮大なイルミネーション「2020光の街・博多」を開催。今年のコンセプトは「星空のサイレントエール」。大屋根に星空のイルミネーションが出現し、光の街・博多を彩る一粒一粒の小さな光がサイレントエール（静援）となって、この街全体に降り注ぐような光のエールを送る。また、11月11日から12月25日まではクリスマスマーケットも開催予定。

世界がさまざまな困難に直面した2020年。こんな時だからこそ、エルガーラ・パサージュ広場から光を届けたい。未来への希望、より良い世界への願いを込めて、クリスマスツリーに今年も光が灯される。ハートウォーミングにライトアップされたメインツリーの傍らでは「エコロジー」「エシカル」「ソーシャル」をテーマに、持続可能な社会に向けて、楽しみながら取り組めるイベントやワークショップを開催予定。

久留米の街を彩るイルミネーション。西鉄久留米駅東口や久留米シティプラザを中心にイルミネーションやライトアップ、光のオブジェなどを設置し、華やかな光の装いとなる。ほとめき通り商店街でもアーケード内に光のプロムナードを演出する。期間中はオリジナルピンバッジの購入（協賛）者に賞品が当たる抽選なども開催。明るく華やかな街並みに加え、幻想的な雰囲気に包まれるこの時期ならではの光の街・久留米を散策しよう。